援助交際から事件に発展することもある

学生=援助交際なんて代名詞が使われてしまうほど、援助交際が社会問題になった時期がありました。

ちょうど1990年代、バブルと同時期で男性はお金をたくさん持っていましたし、お金で買えないものはないという認識だったのでしょう。

ちょうどその頃学生の間ではポケベルを持つ子が増えていて、それが援助交際をスムーズに行うためのツールになってしまったのです。

新聞では教師や警察官など本来であれば学生を守らなければいけない大人たちがこぞって援助交際で逮捕され世間を驚かせました。

その後バブルは崩壊し、時代は変化し、携帯電話とネットが普及し、再度援助交際のブームがやってきます。

真新しさがないために1度目のブームのように新聞に取り上げられる事は少なくなりましたが、よく状況は厳しくなっているのです。

どうゆう事?と思われるかもしれませんが、例えば出会い系サイトで知り合ったよく知らない男性と援助交際をする約束をして

ホテルへ行ったらそこで殺害される・・・・という事件にまで発展するようになったのです。

他にも男性に監禁されたり、セックスしているところを盗撮されたり、裸の写メを撮られたりして、本来セックスの代わりにお金をもらう

ギブ&テイクな関係だったはずの援助交際が男性がタダでセックスをするだけでは飽き足らずに学生を恐喝するようになったのです。

学生を風俗に売ってお金を稼がせていたなんて男性もいました。

そんな事件が増えてしまったため援助交際を出来ない環境にするために出会い系サイト規制法という法律が出来、

出会い系サイトでは援助交際を目的とした出会いは禁止し、また18歳未満の人は出会い系サイトは利用出来ないようにしたのです。

ただこの効果は限定的で、実際に援助交際をしようと思っている人は出会い系サイトで禁止されたぐらいでは大人しく引き下がりませんし

18歳未満でも出会い系サイトを利用する事は簡単なのです。

何よりも援助交際がなくならない一番の要因は学生本人に危機感がないという点です。

友達がしているから、セックスなんて大した事がない、高時給のアルバイトという感覚で簡単に始めてしまい、

そしてリスクが大きいという事をまるで知ろうとしないのです。

出会い系サイトで知り合った男女が事件を起こしても、自分には関係ない、自分は大丈夫と思っているからこそ被害はなかなかなくならないのでしょう。

学生が母親の立場になってようやく援助交際に後悔するケースが多いようですが、その時点で気づいても遅いのです。

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